COMSOLとMATLABを使うパソコンの推奨スペックとおすすめ

ComsolとMATLABを使うパソコンの推奨スペックは?

「COMSOL MultiphysicsとMATLABを連携させて使いたいけど、 どんなパソコンが推奨なのか?」

このページでは、そんな COMSOLとMATLABが快適に動くパソコンを探している方に 「どんなスペックが推奨なのか」を説明しています。

COMSOLとMATLAB用のパソコン選びで 注目したいことは4つあります。

  • 専用グラフィックスは必須
  • メモリは多めに
  • CPUは高速なものを
  • ディスプレイサイズは大きいものを

COMSOL Multiphysicsは、 様々なモデルを作成してそれをシミュレーションをすることができるソフトウェアです。

そのため、ワークステーションのパソコンが要求されるため 推奨スペックもかなり高くなっているわけですね。

ここからは、各項目について解説していきます。

目次

専用グラフィックスは何を選ぶ?

グラフィックスについてですが 「MATLABと連携する場合は、 COMSOL Multiphysicsの推奨スペックのグラフィックスを選ぶ必要があります。」

COMSOLのように3D画面でモデルを作成していくソフトウェアでは、 専用のグラフィックスが要求されます。

具体的に言うと、NVIDIA QuadroとAMD Radeon Proの ミドルエンド以上のグラフィックスが必要です。

どの種類のグラフィックスを選べばいいかについては、 COMSOLの公式サイトで推奨スペックが載っているので、 パソコンを選ぶ前に必ずチェックしてください。

COMSOL MultiphysicsR の推奨動作環境:COMSOL公式サイト

ちなみに、MATLABがストレスなく動くパソコンの推奨スペックは高くありません。 COMSOLの推奨スペックを満たしているパソコンであればMATLABも快適に動きます。

メモリはどれくらい載せる?

COMSOLが快適に動くためにはメモリの容量も重要です。

私のおすすめとしては32GB以上のメモリを搭載するのがいいと思っています。 メモリが32GB以上あれば「動作が遅くて使いづらい…」ということもほぼなくなってきます。

ちなみにCOMSOLは単純なモデルをシミュレーションするならば そこまでメモリ量は要求されません。 しかし、設計を続けていくと必ずモデルは複雑になっていき、 その複雑なモデルを扱うのに大量のメモリが必要になります。

基本的にシミュレーションでの最適化計算では、 モデルの自由度が増えれば増えるほど計算量は増えていきます。 そして、計算途中で一時的に計算結果を保存する量も増えます。

それに合わせて一時キャッシュとして計算結果を 保存しておくメモリの容量も増やす必要があるわけですね。

COMSOL Multiphysicsも有限要素法でシミュレーション計算をします。 同じように複雑なモデルになるほどメモリ量も増やす必要があります。

CPUはどれを選ぶ?

一般的な3DCAD、CAEソフトウェアは ワークステーションパソコンを使うことを推奨しています。

COMSOLも例外ではなく、ワークステーションがおすすめです。 CPUもXeonやCorei9といった高性能のスペックがおすすめなのです。

なぜなら、COMSOLが得意な有限要素解析は計算量が多いためです。 これは、CPUが高速であればあるほど計算時間を短くしてくれます。

COMSOL Multiphysicsは3DCADを読み込み、 そのCADオブジェクトの特性を考慮して物理シミュレーションをします。

例えば、ある基板に電動コイルを這わせたときに、 どの程度の熱伝導があるかをシミュレーションすることもできます。

こういうシミュレーションは、 モデルが複雑になるほど計算時間が増えていきますので、 CPUのスペックが要求されます。

ニュースなどで飛沫シミュレーションをするのに 「富岳」や「京」といったスーパーコンピューターが使われますよね? あれは、シミュレーションには超高速のCPUが有効なので使っているわけです。

シミュレーションの計算時間を短くしたいのならば、 高性能なCPUを使う必要があるのです。

ディスプレイサイズはどれくらい?

COMSOL Multiphysicsのような シミュレーション計算をするCAEを扱うときは、 画面サイズが大きなパソコンをおすすめします。

おすすめのディスプレイサイズは24.5インチ以上です。 個人的には27インチ以上あるとさらに作業効率が上がると感じています。

COMSOLでは3D画面でマウス操作をしながらモデルを作っていくことも多いです。 このモデル作成のときに単純に大きな画面の方がストレスなく操作できるのです。

また、MATLABでプログラミングする時も大きな画面の方が コードを見渡せる範囲が広いので作業効率が上がるのです。

MATLABとCOMSOL Multiphysicsを連携して使う時は、 二つのソフトを立ち上げて相互で使うこともあります。

そのときに画面サイズが大きいと MATLABとCOMSOLの二つのソフトを並べてみることもできるので かなり効率も上がるわけですね。

COMSOL MultiphysicsとMATLABの連携を考えている方は、 ぜひとも大きなサイズのディスプレイを選んで ストレスのない開発環境を作って欲しいです。

おすすめパソコンは?

MATLABとCOMSOLが快適に動くワークステーションを紹介しています。

厳選!おすすめMATLABパソコン10選

COMSOLが対応しているQuadroのグラフィックスがついている ワークステーションを中心に デスクトップ型とノート型をピックアップしています。

Copyright (C) MATLABパソコンのおすすめスペック. All Rights Reserved.