MATLABパソコンを選ぶコツ
MATLABをどのような場面で使うのか によって選ぶパソコンのスペックは変わってきます。
例えば、こんな場面が考えられます。
- 大学の授業でMATLABを使う
- 研究でMATLABを使う
- 企業の開発でMATLABを使う
例えば、私の場合は会社でお客さん向けにアプリを作るために MATLABを使っているので、スペックの高いパソコンが必要になりました。
しかし、大学の授業でMATLABを使う場合は、 高いスペックのパソコンは必要ありません。 持ち運びやすい軽くて小さなノートパソコンが向いています。
このように使用目的に合わせてMATLABパソコンを選ぶことが、 失敗しないパソコン選びになります。
ここでは、私の経験を踏まえて 目的別におすすめのMATLABパソコンを紹介していきます。
目次
大学の授業や初めてMATLABを使う方におすすめのパソコン
「大学のプログラミング授業で使う場合」や、 「スキルを習得するため初めてMATLABを使う方場合」には、 価格が手ごろでサイズも小さめなノートパソコンがおすすめです。
CPUはCorei5、メモリ8GB、グラフィックスはCPU内蔵のスペックで 十分にストレスなく動きます。
マウスコンピューター mouse X4-i5-E
マウスコンピューターの持ち運びに優れた13.3型のモバイルノートパソコンです。
CPUはCorei5、メモリ8GB、SSD128GBを選んでも約10万円弱です。 このスペックで10万円を切るのはマウスコンピューターの強みです。 国内生産で、圧倒的な安さで勝負しています。
HP ENVY 13-ba1000
HPの持ち運びに優れた13.3型のモバイルノートパソコンです。 価格はキャンペーン中は約10万円強です。
Corei5、メモリ8GB、SSD256GBです。 スペックの割りに価格の安いコスパ優れたパソコンです。 HPは毎月のようにキャンペーン価格を出しているので要チェックです。
IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)
LenovoのAMD Ryzen CPUを搭載した 持ち運びに優れた14型のモバイルノートパソコンです。
パソコンの構成は選べますが、 おすすめの構成は「CPU Ryzen5 5000U」「メモリ8GB」「SSD256GB」です。 この構成だと約7万円弱になります。
中国メーカーのLenovoならではの安さが売りですね。 Ryzen CPUを組み合わせたノートパソコンの安さはLenovoならではといった感じです。
画像処理やディープラーニングをする方におすすめのパソコン
大学や研究機関での研究で MATLABの画像処理やディープラーニングをプログラミングする方も少なくありません。
その場合は 「nVidiaのグラフィックスがついたパソコンがおすすめ」です。
nVidiaが必要な理由は2つあります。
- 画像処理はnVidiaがついていると高速になる
- GPU並列計算をするときにnVidiaが必要になる
画像の表示速度は専用グラフィックスがついているパソコンが 圧倒的に速くてストレスを感じにくくなります。 特に大きな画像を表示されるときにその差が出ます。
また、将来的にでもGPUを使った並列計算をしようと考えている場合は、 nVidiaのグラフィックスが必須になります。
MATLABのGPU並列計算機能は、 nVidiaのグラフィックスのみに対応しているためです。
そんなnVidiaがついたおすすめのパソコンはこちらです。
マウスコンピューター G-Tune E5-165
マウスコンピューターの有名なゲーミングパソコン「G-Tune」です。 nVidiaがついたコスパ最強のゲーミングパソコンです。
CPUはCorei7、メモリは16~64GBまで選択できます。 SSDは512GBです。 グラフィックスはGeForce RTX3060(6GB)を採用しています。
マウスコンピューターG-Tune EN-Z-CM
マウスコンピューターのデスクトップ型ゲーミングパソコンです。 こちらもNVIDIA最新アーキテクチャAmpereの「GeRoceRTX3060」がついています。
CPUはCorei7またはCorei9が選べます。 メモリは16~64GBまで選択できます。 SSDは512GBです。 グラフィックスはGeForce RTX3060(12GB)を採用しています。
Legion T550i
Lenovoのゲーミングパソコンです。
Corei5またはCorei7の選択ができます。 メモリも8GB、16GBの選択ができます。 グラフィックボードもGeForce 4GBが付いています。
HP Pavilion Gaming Desktop TG01 パフォーマンスモデル
HPのデスクトップ型のゲーミングパソコンです。
Corei7が搭載されています。 メモリは16GBです。 グラフィックボードもGeForceRTX3060Tiと最新型のアーキテクチャです。 SSD512GBになります。
医療画像処理やリアルタイム画像処理をする方におすすめのパソコン
「医療用の大きな3次元画像データのような大きなデータを扱う場合」や、 「車の自動運転のようなリアルタイムで画像認識するプログラミングをする場合」は、 ワークステーションが必須になります。
専用グラフィックスはもちろん、 CPUもCorei9やXeonといった超高速のスペックが必要になります。 メモリも32GB~64GBといった大容量がおすすめで、 メモリ容量が少ないと動作もかなり遅くなります。
また、MATLABとの連携でCADやCAEソフトウェアを使う場合も ワークステーションが必須になります。
特にMATLABとの連携が多いAutodesk Inventor、PTC Creo、SolidWorksでは、 デスクトップ型の超高速ワークステーションがおすすめです。
HP Z4 G4
3DCADに強いHPのワークステーションです。 CPUはXeon、 Quadroが搭載されていて、予算に合わせてGPU 2GB、5GBと選択できます。
HP ZBook Fury 15.6 inch G8 ハイパフォーマンスモデル
3DCADに強いHPのノート型ワークステーションです。 CPUはCorei7、メモリは32GBです。SSDは1TBです。
グラフィクスはQuadroの後継である最新のA3000が搭載されています。
ThinkStation P520
LenovoのワークステーションThinkStationです。 Quadro Pシリーズが搭載されています。P400からRTX8000まで色々選べて予算に合わせてカスタイマイズ可能です。 CPUはXeonを採用しています。メモリは8GB~32GBまで選択可能です。