ノートパソコンとデスクトップどちらがいい？
MATLABの使用用途で選ぶ！
MATLABを動かすためのパソコンは、 基本的に「MATLABでどんなことをするのか？」を考慮して選んでいきます。
ちなみに私自身も新しい開発用パソコンに ノートかデスクトップかで迷いました。
大きな医療用の画像データを扱う開発だったため、 高速処理が必要なスペックの高いデスクトップを選びました。
デスクトップの方が、 スペックが高くても手頃な値段で購入できたためです。
ノートパソコンで同程度のスペックのパソコンを購入すると、 とても高くなってしまったため、デスクトップを選びました。
これは、私の例ですが、 ノートパソコンが向いている場合も多々あります。
「MATLAB初めてだし、使用用途がよくわからない…」 という方も少なくないと思いますので、 いくつか例を挙げていきたいと思います。
学校の授業で使う方には？
MATLABには学校全体で使えるライセンスもあり、 大学、大学院、短大、高専、専門学校で広く使われています。
そのため、MATLABは、 大学の授業やゼミで使われることが多いソフトです。
そんな、学校の授業で使う場合は、 圧倒的に持ち歩きが出来るノートパソコンがおすすめです。
また、授業で使う程度のプログラムであれば、 GPUが搭載されていてCPUも高速…というパソコンは、 ほぼ必要ありません。
実験データを使って結果を計算するプログラムや、 グラフにプロットして結果を可視化する、 といったMATLABの基本機能を使った用途が多いでしょう。
そうなると、持ち歩きしやすい小型のノートパソコンが適切です。
私自身も一般的なスペックのノートパソコンで MATLABを使っています。
そんな私の経験を踏まえて、 10万円前後のMATLABがストレスなくしっかり 動作するノートパソコンを厳選して紹介しています。
良かったらそちらもあわせて 見ていただけると嬉しいです。
医療系の画像を扱う場合は？
CT画像やMRI画像を扱う場合は、 画像枚数が多くなることが多々あります。
この画像から3次元構築するようなことがあると、 複数方向からの断面映像が必要になり、 さらに膨大な量の画像データを扱うことになります。
このような、 大量の画像データを扱う場合は、 ハイスペックなデスクトップパソコンがおすすめです。
できれば、ワークステーションを導入して、 計算や処理の待ち時間を減らして 効率よくプログラミングをしていきたいです。
社用のノートパソコンで医療画像のサンプルプログラムを試してみましたが、 かなりストレスを感じました。
MATLABで医療CT画像三次元化のサンプルを動かしてパソコンを検討した
リアルタイム処理をしたい場合は？
例えば、WEBカメラの画像から リアルタイムで顔を検出したいといった場合はどうか…？
基本的に高速な処理を要求されるので、 できれば高スペックのデスクトップパソコンがおすすめです。
メモリも多く搭載して、 CPUもハイエンドの物で、できればGPUも搭載したいです。
ノート型のモバイルワークステーションでも問題ないと思いますが、 どうしても価格が高くなってしまうので、 おすすめはデスクトップパソコンです。
モバイルワークステーションを持ち歩くことは あまりないと思いますので、 そうなると、ノートよりコストパフォーマンスの高いデスクトップパソコンが適切です。
WEBカメラからのリアルタイム処理は、 社用のノートパソコンで試してみましたが、 なかなか厳しいものがありました。
MATLABでWEBカメラから顔検出するサンプルを動かしてパソコンを検討した
まとめ
学校の授業で使う場合は、持ち運んで使えるノートパソコンがおすすめです。
大量の画像データを扱う場合や、 リアルタイム処理が必要な場合は、 ハイスペックなデスクトップがおすすめです。
私のおすすめパソコン
MATLABの用途に合わせて おすすめのパソコンをここで紹介しています。
学校の授業で使うような場合や、 GPUを使って本格的にプログラミングしたい場合のパソコンをピックアップしています。
価格も手ごろで、 コストパフォーマンスの高いパソコンをいくつかピックアップしています。
良かったら参考にしてみてください。